葛西美空の人となり
葛西美空の人柄については、動画やSNSでの投稿で、さまざまな情報を本人が語っている。ただし葛西美空のユーモアから “大げさに語られている” と思われる内容も多く、一部はその判断に苦労することも多い。
本記事では、質問回答動画 や、ライブ配信で語った事柄の中から、複数回語っている、または前後の話の流れから “事実相当” と判断されるものを元にして、記している。
本人への取材等で裏を取った内容ではないことはご了解いただきたい。
文中の(*a1)等は、情報の参照先を指す マーク(記号)です。文末の「参考にした動画・投稿の一覧」の三角マークをクリックすると、参照先をまとめた表が展開されます。
葛西美空の基本情報
プロフィール
埼玉県出身、2001年6月22日生まれ、身長167.5cm、血液型はB型、それ以外の公開情報は所属事務所のプロフィールを参照いただきたい。
高祖父母の代(自分から4代遡る)にロシア人の親族がいたことを語っている(*a1 *i1)。
体重が50Kgに満たない(*b1)こともあるようで、この場合 “BMI18相当のシンデレラ体重” の体格となる。(身長167.5の女性の美容体重はBMI20で、56kg程度はあった方が良いとされる)
足のサイズは、プロフィールでは26.5cmだが、25.5cmに縮んだと語ったことがある(*c1)。※靴のサイズは年齢、その時の運動量や体調、靴の種類によって適合するサイズが異なることがある。
幼少期~小学生
一人っ子(*d1)で、幼少期から人を笑わせるのが大好きだったと語っている(*e1)。
小学生のころは足が速く、いつも真っ黒に日に焼けしていて活発な子であったことを語っている(*f1)。身長を伸ばすために毎日牛乳を飲んで縄跳びしていたことも語っている(*g1)。
近所の用水路で、網を使い、用水路の草むらを漁って(あさって)魚(タナゴ、ナマズ、フナ等)や虫を取る遊び(本人曰く「がさごそ大作戦」)をしていたことがあり、現在の「虫嫌い」からは想像できないほど、屋外で活発に遊んでいた様子を語っている(*h1)。
小学生の頃、鴨川シーワールドでシャチとキスをした経験から、当時はシャチを飼い慣らす人(水族館の飼育員)になりたかったと語っている。葛西美空の動物好きな人柄を示すエピソードである。(*i1)
小学生の頃は悪ガキ(いたずら好きな子供)でよく先生に呼び出されていたと語っている(*h2)。このことは、後に今の「葛西美空」の形成に大きく関係する要素と考えられる。(ライブ配信でも葛西美空は「手の込んだいたずら(ジョーク)を仕掛けるのが本当に好きだ(*k2)」と語ったことがある)
葛西美空は、人生の中で小学校5,6年生から中学1年生までがピークだったと語っているが(*j1)、人によってそれぞれではあるが、これは多くの人に共通する未成年時代の感覚であろう。小学校高学年は一人で出来ることが多くなり、まだ思春期の難問にぶつかる前だからである。そう考えると葛西美空もごく普通の人と同じであったことに共感を抱くことができる。
シャチとのエピソードを語っている動画。
「葛西美空に関する雑学(元ネタ:雑学博士ミヤジマくん)(2024/6/24投稿)」
中学生~高校生
中学校では剣道部に入ったが剣道自体がスポーツとして体力的に厳しく、途中で家庭科部へ移ったことを語っている(*k1)。葛西美空は中学2年生から、アイドルグループでの芸能活動を開始している。それ以降はアイドル活動に費やす時間が多くなり、当然のように中学生としての時間にも制限が多くなり、中学生時代の思い出には悩むことも多かったようだ(*j1)。
高校へはアイドル活動のため受験を経験せずに関連する高校に入学し(*f2)、高校1年生の時に、アイドルグループを卒業している。
その後は帰宅部で、学校では「ひたすらアニメを見ていた」と語るなど(*j1)、体調も万全ではなく、恐らく周囲からは「重圧から解放されつつも、目標の無い日々を送っていた」と捉えられる様子を語っている。
予備校に通っていたことを語っており、一時は大学進学も考えていたようだ(*f3)。しかし2020年3月(18歳)の頃には既にTikTokへの動画投稿を開始していて、この頃から葛西美空は自分のやりたい事が「表現活動」であることを、再認識していたようだ。その意味から、この頃から “今日の葛西美空” が再始動していたことは確かだろう。
高校生時代の実際のエピソードが元のネタ動画
「葛西美空に関する雑学④ (元ネタ雑学博士ミヤジマ君さま)(2024/1/28投稿)」
「学校の制服を着てるだけなのに職質される奴【老け顔あるある……】(2022/12/3投稿)」
ニックネーム
小学生の頃は、「ウーパールーパー」とあだ名をつけられたことがあり、中学生の頃は「あげぱん」とあだ名をつけられたことを語っている(*m2)。「あげぱん」の由来は、パンツ(ズボン)を上げ過ぎてはいていたから(*v1)。旧知の親友からは今でも「あげぱん」と呼ばれている(*w1)。
『自分の声』の素晴らしさ
葛西美空が12歳位の時に自分の声を聞いて「自分の声が素晴らしい」と感じ、「自分はいろんな所にコンプレックスを感じていたが『自分の声』だけは自信を持てていた」と語っている(*L1)。
多くの人は自分の声に違和感を感じて、あまり好きではないことが多い(これは単に聞き慣れていないことが要因)。一方で、葛西美空は自分の声を初めて聞いたその瞬間に、その声、つまり『自分自身の素晴らしさに気が付いた』ことになる。このような経験が自己に与える影響の大きさは絶大な筈で、これ以上ないほどの自己を肯定する宝物が自分に有ることを知った瞬間、葛西美空の進む方向を決定づけたのかもしれない。
この出来事は葛西美空の人生にとって、非常に大きなターニングポイントであることは間違いない。なぜならば、葛西美空本人が自覚している事実として、葛西美空の最大の魅力の1つはその『声』だからである。(*ア1 *s2)
人を笑わせる(笑顔にする)こと
TikTokで動画投稿を始めたころは、「最初は、かわいいダンスでバズリたかったが、笑いに寄せていくうちに “一人二役” のネタ動画が増えて行った」と語っている(*m1)。笑いを入れた動画の評価が伸びることから、「笑い(コント)」のネタ動画が増えていったとしても、それが一番の理由ではないだろう。
葛西美空は「幼少期から人を笑わせることが大好きだった」「小学生の頃は悪ガキ(いたずら好きな子供)でよく先生に呼び出されていたと」というエピソードに加え「手の込んだいたずら(ジョーク)を仕掛けるのが本当に好きだ(*k2)」と語ったこともある。実際に視聴者を騙すネタを行った動画が多数投稿されている。
葛西美空は『人を笑わせる(笑顔にする)ことが大好き』という『葛西美空の根幹』があればこそ、クリエーターとして笑いを生み出すことは、当然の進むべき道であったと考えられる。葛西美空の人生は人の笑顔と共にあるのかもしれない。
視聴者にいたずらを仕掛けた動画の一覧 (※三角マークをクリックして表を展開)
No | ライブ配信(削除済)、投稿動画 | 葛西美空のいたずらの内容 | 配信,投稿日 |
1 | 【ホラゲ実況】葛西美空、ハムスターになる/Rat cage【めぅ】(削除済) | ライブ配信の冒頭、配信が開始されていることに気が付かないフリをして視聴者を惑わす。 | 2023/2/25 |
2 | 【雑談配信】葛西美空は話したい【ゆるふわ配信】(削除済) | ライブ配信中に、こっそりメイクを描き足していき、視聴者の反応を楽しんでいる。 | 2023/3/22 |
3 | 配信中、視聴者にドッキリを仕掛ける葛西美空 | 2023/3/25 | |
4 | 【1人旅】葛西美空、初めての飛行機・初めての北海道【ゆるふわ動画】 | 動画の冒頭で、「寝坊しました」と盛大な嘘をつく。 | 2023/4/11 |
5 | 【Fall Guys】遊ぶぞおおおおお【ゲーム配信】(削除済) | ライブ配信終了後に、配信を切り忘れたフリをして、視聴者にドッキリを仕掛けている。 | 2023/5/15 |
6 | 「酔っちゃった…///」と言って服を脱ぐドッキリを視聴者に仕掛けてやりました | 2023/9/18の緊急ライブ配信で行ったいたずら。ライブ配信の動画はすぐに非公開になり、後日ロング動画でその様子が投稿されたもの。 | 2023/9/28 |
周囲への感謝の心
2017年2月、雑誌「IDOL FILE TOKYO Vol.02(ISBN978-4-401-7622-4)」にTOKYO5グループのページとは別に「石田ミク」の個人のページが31頁に掲載されている。※X/IDOL FILE 編集部 2017年2月17日投稿
その中で石田ミク(葛西美空)は次のように語っている(抜粋)。
『~色々なことを経験して多くのことを学びました。1番感じているのは、支えです。お父さんお母さん、事務所の方々、応援してくれる友達や親戚、そしてファンのみなさん。この人たちがいるから。すべてが成立することを実感しました。~』※雑誌「IDOL FILE TOKYO Vol.02(ISBN978-4-401-7622-4)」31頁抜粋。
アイドル活動時代には、両親や事務所の関係者、友人や親戚、ファンなどの「周囲からの『支え』に対する感謝」を述べている。また、YouTubeのライブ配信などでも、見てくれる視聴者(ファン)の存在や暖かいコメントなどに『強く支えられていること』をしばしば語っている。
葛西美空自身は周囲への気遣いや責任感が強く、場合によってはそれが強すぎて一人で悩むことも多いようだ。しかし葛西美空は、周囲の人からの『支え』に対して素直に感謝の言葉を伝えることが出来ているのだから、誰も何かの結果にとらわれることなく、周囲の人…関係者やファンは、同じように葛西美空に『支えられ』そのことに対して心から感謝している。このことも、また事実である。
雑誌「IDOL FILE TOKYO Vol.02(ISBN978-4-401-7622-4)」31頁全文について。
アイドルに挑戦した理由、当時の葛西美空の苦悩、現在の葛西美空に繋がる前向きな発言まで、葛西美空の全てが表現されていると理解できる内容になっている。本雑誌は2017年2月に出版(2017年3月9日発行)
※現在も発売中の為、掲載された全文と写真等については、本雑誌の購入を検討ください。
葛西美空はハムスター
ハムボを始めてから、自身のイメージを「ハムスター」と表現するようになった(*n1)。葛西美空は「自分がハムスターに似ている」といったことを発言してはいるが、事実は「ハムボ」⇒「ハム太郎」⇒「ハムスター」への単純な連想であることに間違いはない。
「ハムスター」という愛玩動物のアイコンを手に入れたことによって、外見だけではなく内面も含めて『葛西美空はかわいらしい存在』というイメージを固定することに成功し、「葛西ハム」などのキャラクターを生み出し、多くのファンと、このことを共有できていることは、葛西美空の大きな財産である。
なお「ハムスター」はペットなので、『葛西美空ハムスター』にも飼い主が必要になるのだが、そのことについて葛西美空は『葛西美空はみんなのハムスター』と表現しており、ファン全員が飼い主ということになる(*p1)。※葛西美空は過去に本物のハムスターを飼育したことはある。
葛西美空はみんなの飼い主
「葛西美空はみんな(視聴者)の飼い主」とも表現している。
もともとは葛西美空が『ペットを飼うと恋人ができなくなる度合は、インコ、ネコ、イヌの順で強くなり、その先に “視聴者” がいると気づいた』と言ったことから始まる(*q1)。本人曰く「ネタとしてジョークで言ったもの」と一笑に付してはいるが、“視聴者をかけがえのない存在” として表現していることは、ファンにとっては心を揺さぶられる大切な言葉である。
また、「男性を犬扱いするネタ動画」や「視聴者(ファン)のコメント」などから、『葛西美空が “ドS” の立ち位置で、視聴者を “ドM” 扱いし、カマってあげること』をネタにしたことも、転じて『葛西美空はみんなの飼い主』であることを表現しており、それもまたファンにとっては至福の瞬間である。(*r1 *r2)
尚、上記のことが高じて「葛西美空には84万人の彼氏がいる(2023/12/31時点)」と動画内で発言するなど、葛西美空らしいユーモアでファンへの感謝の思いを伝えている。
決してジョークではなく、葛西美空は視聴者がペットと同じ存在だと言っている。
「葛西美空はみんな(視聴者)の飼い主」であることに気づいたと語っている。2分50秒頃から。飼い主とペットは互いが “かけがえのない” 存在である。視聴者はその最上位の存在だと語っていることになる。
「あけましておめでとうございます【葛西美空】(2023/1/4投稿)」
葛西美空による視聴者への心温まる(?)対応が堪能できる動画。
2分7秒と3分29秒に、葛西美空の視聴者へのご褒美が始まる。これは葛西美空の視聴者への偽りのない愛情表現である。
「生野菜を頬張る葛西美空、ハムスター(2023/2/27投稿)」
普段の葛西美空
普段の葛西美空は、真面目で朗らかな好感の持てる普通の女性である。
仕事での関係者から「葛西さんと会うまでは、動画のような人(ハイテンションな人)かと思っていたが、全然違っていて(真面目で落ち着いた普通の素敵な女性であることに)驚いた」とよく言われるとのこと。またそのような普段の様子をもっと動画で出したほうがよいと提案され、ライブ配信を始めたが、終始ハイテンションを通していることを語っている(*s1)。
葛西美空曰く「普段の葛西美空はおしとやか」と言っており(*t1)、真面目で朗らかな様子は山梨旅行の投稿動画(タクシーでのやり取り)で見ることができる(*u1)。
言うまでもないが、普段の葛西美空は普通の女性である。
0分30秒頃からのタクシーの運転手さんとのやり取りに注目してほしい。普段から動画のようなハイテンションな訳はなく、葛西美空はごく普通の女性である。
「【前編】葛西美空の1人温泉旅【山梨】(2022/9/29投稿)」
好きな映画や漫画など
好きな漫画・アニメ・映画
葛西美空は、動画やライブ配信で好きな(影響を受けた)多数の漫画作品やアニメ作品を挙げている。
実は葛西美空は小説をあまり読まず、漫画も全巻通して読むことは少ないと語っている。しかしその中でも小学校のころに『FAIRY TAIL』については特に好きであったと語っている(*m3)。それ以外に「クレヨンしんちゃん」「東京喰種トーキョーグール」などを挙げている(*m5)。
葛西美空は、主にアニメを通して作品を楽しんでいるようで、アニメ「斉木楠雄のΨ難」については10周(10回)以上観たと語り、大好きな回について熱心に語るなど、特に好きな作品であることを語っている(*j2)。父親の影響で「HUNTER×HUNTER」も好きと語っている。
投稿動画の中では「ちいかわ」「王様ランキング」といった作品に夢中になっていると挙げており、「呪術廻戦」に関してはネタ動画にそのパロディが登場し、ライブ配信や動画の中では「金木研(東京喰種)」「五条悟・伏黒恵(呪術廻戦)」といったキャラクターや「オレでなきゃ見逃しちゃうね」といったネットミームを元ネタにしたジョークをしばしば使う。
自分が好きな作品についてはとことんのめり込むタイプのようだ。
父の影響でホラー映画が好きになり、洋画では「コンスタンティン」「NY心霊捜査官」、邦画では「罪の声」が好きと語っている(*m4)。
作家・葛西美空
既に有名な話ではあるが、小学校の頃、「大好きなシベリアンハスキーに変身して世界を救う小説(漫画)」を書いていたと語っている(*j3)。
小説の内容がどんなものかは知ることは出来ないが、少なくとも小学生の頃から「お話を創作すること」は好きだったようで、今の葛西美空に繋がるエピソードである。
プロフェッショナル
事務所のレッスン
アイドル時代はもちろんだが、今の事務所(ヒラタオフィス)に所属後も、芸能人として必要なスキルを取得するため「レッスン」を受けていたことを語っている、22歳頃には、あまり通わなくなったことを語っているが、20歳ころには多くのレッスンに参加していたようだ(*c2)。
葛西美空はライブ配信で事務所の演技レッスンについて語ったことがあり、その内容について『その日の台本が用意されていて、2人1組でその台本を演じるが、台本の通りではなく、与えられた役の設定や人物の背景を自分で考えて(想像・創造して)、役を演じることを指導された』と語っている(*c2)。またレッスンでは発声方法についても指導されていたことを語っている(*g2)。
少なくとも、これら事務所でのプロとしてのレッスンが、今の葛西美空の土台になっていることに異論はないだろう。初めて葛西美空の動画を見た人が「何かが違うぞ、この葛西美空という人は」と感じる要因の一つでもある。
クレッシェンドで進め
葛西美空は、2022年10月17日(月)から日本テレビ「ZIP!」内で放送される『クレッシェンドで進め』に『楪(ユズリハ)』役でドラマ出演をしている。このドラマ『クレッシェンドで進め』に名前のあるクラスメート役という主要キャストをこなしたことで、俳優としての一定の評価は得られており、葛西美空のキャリアの中ではとても重要な出来事である。※「クレッシェンドで進め」はHuluで視聴(有料)することが出来ます。
なお本ドラマの、特に1話ではユズリハ役を別の役者(影武者)が演じている。そのため、できる限りカメラに映らないように工夫はされているが、明らかに体格の違う人物が、ユズリハの席に座っているなど、葛西美空を知っている人からすれば、何らかの異変を感じることとなった。これは、葛西美空が1話の撮影の時に諸事情で休まざるを得なかったための対応であった(*b2)。第2話からは、問題なく葛西美空が確認できる。 ※注:ドラマの撮影時期の2022年の夏頃は、コロナ感染症の第7波が流行していた時期で、まだ多少の発熱でも自宅待機など慎重な対応を求められる社会情勢でもあった。
謎めいたキーワード
かぐや姫と同じ理由
2024年6月2日のライブ配信「金の盾一緒に開けよう!(削除済)」で、活動休止の理由をコメント欄で聞かれた葛西美空は「そうですね、かぐや姫と同じ理由です」と答えている(*y1)。もちろんジョークの範疇ではあるのだが、かぐや姫が月に帰る理由については諸説あるのだが、そのライブ配信以外にも語っている言葉をつないでいくと、ジョークにしては意味深な比喩…言葉のチョイスではある。
※かぐや姫の話自体が、様々な話を繋いで作られた可能性があり、内容の解釈も後世の後付けの可能性があり(現代語に訳す過程での翻訳者の解釈の差異など)一様ではない。
100万人に到達するまで
葛西美空は目標の1つに「YouTubeチャンネル登録者数100万人」を掲げていた。それは、2024年5月1日に達成され、「葛西美空のYouTubeチャンネル」開設から、25か月(769日)での達成になる。※ちなみに「ヒカキンTV」は917日、「はじめしゃちょー」は860日かかっている「参照サイト:YouTube|史上最速は誰?」
1日平均1300人以上のペースで増加したことになり、国内向け投稿のみの、ネタ動画中心のYouTuberとしてはやはり驚異的なペースであったことは疑いようがない。
既に有名であるアイドルグループなどの例と比べることは適切ではない。また、ニュースなどでバズるなどの 大きな出来事も無かったことにも注目する必要がある。
葛西美空の場合は、1日平均1300人のペースで、着実にチャンネル登録者が増えていったことにその価値と評価を見出すことが出来る。日々堅実にその評価が認められ続けていたことになる。
2023年9月7日の「70万人ありがとう配信(削除済み)」で、100万人到達の時期が半年後だと予測する視聴者のコメントを受けて葛西美空は「ちょっと遅いです。上の人間からはもっと早くしろと言われておりますので」と発言している(*イ1)。
もしこの発言がジョークだとしても、普通に考えれば既に十分すぎる実績予測であるのに、それ以上に急がせるような言葉は何か訝しく(いぶかしく)感じる。
例えるなら、企業の事業計画に置き換えて考えた場合、100万人到達が一つのマイルストーン(目標地点)であって、それを待ち受けたうえで、次の大きなプロジェクトが控えていると捉えられる発言だ。
「上の人間の発言」が事実なのかどうかは現時点で確認の方法はないし、100万人到達が何かのマイルストーンであるのか否かも確認の手段はない。
葛西美空の「夢」とは・・・
葛西美空は、活動を無期限で停止するにあたりその理由に「以前から挑戦したかった新たな夢にチャレンジする」と語っている(*z1)。しかしその「夢」の詳細については何も語ってはいない。巷に点在したネガティブな情報は、いずれも個人的な憶測にすぎない。
ドラマ「クレッシェンドで進め」の撮影中、多忙で(時間がなく)動画投稿に影響が出て苦労したことを語っている(*j4)。それほどまでに、葛西美空の「ネタ動画」の高い品質ゆえに(作成するまでに時間コストがかかる)、毎日動画投稿することが葛西美空自身の多くの時間を犠牲にしていることは事実だったであろう。
ここで改め考えたいのは、葛西美空は「毎日投稿」に頑なにこだわっていた点である。要は中途半端な状態が自分自身で認められない、言葉は適当ではないかもしれないが “ストイックな性分” なのかもしれない。※ストイック=目標への到達のために自分を厳しく律すること
多くのファンからすれば、動画投稿の本数を減らしても、今まで通りファンの前に居て欲しいと願うのが心情だ。ファンのことを大切に思う葛西美空であれば、当然そのことは十分に理解している筈だ。
葛西美空はその「夢」にチャレンジするために、自分の全ての時間を投入する必要があると理解し、またそうでなければならないと決断したのではないか。場合によってはその「夢」は葛西美空だけのものではないのかもしれない。周囲の人への感謝と責任感の強い葛西美空であれば尚の事、何かへの義務と仁義に報いるため、ストイックに時間を作る必要があると考えたのではないかと思われるのである。
そして2024年11月に「葛西美空の夢」の一端が、明らかにされることとなったようだ。葛西美空はその「声」をもって、「声のお仕事のオファーはなんでもやる(*s2)」と語ったことがある。
参考にした動画・投稿の一覧
参照動画・URL(表) (※三角マークをクリックして表を展開)
マーク | 補足(マーク 時間 内容) | S/N | 投稿動画 | 配信,投稿日 |
*a1 | a1 1:17:55 ロシア人が高祖父母にいる件 | 26 | 【ゲーム配信】葛西美空のゾンビ退治 #最終回【バイオハザード RE:2】(YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/5/5 |
*b1 *b2 | b1 48:50 体重の件 b2 25:28 影武者出演の件 | 65 | 久しぶりに、参上しちゃうぜェ ライブ配信 (YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/10/22 |
*c1 *c2 | c1 16:30 足のサイズの件 c2 44:48 演技レッスンの件 | 37 | 配信だああああああ【最後にお知らせあり】 (YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/6/1 |
*d1 | d1 22:07 兄弟はいない件 | 1 | 葛西美空の初配信(YouTubeライブ配信・削除済) | 2022/12/24 |
*e1 | 幼少期から幼少期から人を笑わせるのが好き | 676 | 葛西美空に関する雑学② ※元ネタ【雑学博士ミヤジマ君】さん | 2023/11/20 |
*f1 *f2 *f3 | f1 21:55 小学生の頃の日焼けの件 f2 23:00 芸能活動で高校進学の件 f3 23:30 予備校に通っていた件 | 55 | 【 雑談】会話会話会話〜♪【告知あり】 (YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/7/31 |
*g1 *g2 | g1 3:45 縄跳び牛乳の件 g2 2:01 発生方法の件 | 11 | 葛西美空が全力で応えよう | 2022/4/19 |
*h1 *h2 | h1 43:57 ガサゴソ大作戦の件 h2 21:28 小学生の頃は悪ガキ | 49 | 激しくおしゃべり(YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/7/21 |
*i1 | i1 シャチの件 | 911 | 葛西美空に関する雑学(元ネタ:雑学博士ミヤジマくん) | 2024/6/14 |
*j1 *j2 *j3 *j4 | j1 5:23 小学校5,6年生の頃の件 j2 1:47 アニメ「斉木楠雄のΨ難」の件 j3 0:49 シベリアンハスキーの小説の件 j4 12:15 クレッシェンドで進めの撮影 | 68 | 葛西美空の感謝の質問コーナー | 2022/10/14 |
*k1 *k2 | k1 57:00 剣道部の件 k2 27:01 いたずら好きの件 | 19 | 【配信復帰】配信だぁああああああぅ【※冒頭音量ミスってかなり音割れしてるごめんぅ】 (YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/4/23 |
*L1 | L1 24:21 自分の声の件 | 15 | 葛西美空の1周年記念配信【#葛西美空1周年ぅ】 (YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/3/31 |
*m1 *m2 *m3 *m4 *m5 | m1 2:30 笑いのネタ動画が増えた件 m2 6:07 ニックネームの件 m3 3:14 FALYTAILが好きな件 m4 1:20 ホラー映画が好きな件 m5 3:05 東京喰種、クレヨンしんちゃんの件 | 85 | 葛西美空の感謝の質問コーナー【後編】 | 2022/11/22 |
*n1 | n1 1:20 初めてのハムスターの物まね | 47 | 葛西美空とサクサクチキン【ASMR“風”】 | 2022/8/18 |
*p1 | p1 32:12 みんなのハムスター | 8 | 【雑談配信】葛西美空は話したい【ゆるふわ配信】 (YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/3/22 |
*q1 | q1 3:06 ペットとして視聴者を挙げている | 105 | あけましておめでとうございます【葛西美空】 | 2023/1/4 |
*r1 *r2 | r1 2:07 葛西美空はみんなの飼い主の件 r2 4:35 葛西美空の犬たち発言 | 128 138 | r1 生野菜を頬張る葛西美空、ハムスター r2 【1人旅】葛西美空、初めての飛行機・初めての北海道【ゆるふわ動画】 | 2023/2/27 2023/4/11 |
*s1 *s2 | s1 21:35 仕事会う人に真面目な人と言われる件 s2 24:26 声の仕事は受けたい | 22 | 【ゲリラ配信】ほんの小さな告知をさせてくれぅ【葛西美空】(YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/5/1 |
*t1 | t1 36:00 葛西美空はおしとやかな件 | 65 | 久しぶりに、参上しちゃうぜェ (YuTubeライブ配信・削除済) | 2023/10/12 |
*u1 | u1 0:32 タクシーでのやり取り | 65 | 【前編】葛西美空の1人温泉旅【山梨】 | 2022/9/29 |
*v1 *v2 | v1 1:19 あげぱんの由来 v2 8:16 親友からは今もあげぱんと呼ばれる | 107 43 | v1 皆の日頃の鬱憤、葛西美空が晴らしてやろぅ! v2 【新作ホラゲ】夜間警備ぅ【葛西美空】 (YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/1/18 2023/6/18 |
*w1 | w1 1:02 ほくろちゃんは御年14歳 | 154 | 葛西美空と哺乳瓶(YouTube 削除済) | 2023/6/9 |
*y1 | y1 2:55 活動休止はかぐや姫と同じ理由 | 84 | 金の盾一緒に開けよう! (YouTubeライブ配信・削除済) | 2024/6/2 |
*z1 | X(Twitter)でのポスト(投稿) | X | 葛西美空からみなさまに大切なお知らせです | 2024/5/15 |
*ア1 | ア1 6:16 声に強みを感じている件 | 41 | 【葛西美空】60万人ありがとう配信 (YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/6/16 |
*イ1 | イ1 10:50 100万人到達までの期間の件 | 64 | 【最後にいい事あり⁈】70万人ありがとぅ配信ぅ【葛西美空】(YouTubeライブ配信・削除済) | 2023/9/7 |
この記事の後書き
葛西美空の人物像を書き出すことは、なかなかに難問である。現状では取材を行うことは不可能であるし、自伝なども存在しない(当然ではある)。そのため投稿動画やライブ配信、SNSでの発信の中から、「実際の事」と判断できるものだけを抽出していくことになる。葛西美空の発言には「ネタで言っていること・大げさに話を盛っていること」と「実際のこと」が混在しているため、あくまで常識に照らし合わせて「実際の事」を選別していく作業が必要になる。
一方で「ネタやジョークで言っている事」の中にも、葛西美空の人柄を強く表している発言もあるため、聞く側は一時の油断もならないのが実情だ。
また、YouTuber、俳優、インフルエンサーといった、大勢の前に出る職業であるが故、秘密になっていることも数多くあるだろうし、本当の意味での「彼女の真の姿」を知ることは本源的に不可能だ。
それでも、葛西美空がファンに見せたい「葛西美空」を分析し、レポートを書くために必要な情報量は十分にあると判断している。
2020年12月5日に「葛西美空」として活動を始め、2024年6月30日で無期限の活動停止に入った「葛西美空」。3年7か月(YouTuberとしては、2年3か月)の活動に一区切りをつけ、新たな「夢と称される目標」に向け現在も進んでいる筈だ。
ファンはその頻度は少しずつ薄くなっていくであろうが、残された動画(YouTube.TikTokで1000本近くある)、または私的アーカイブを見直して「葛西美空の夢の実現」を祈りつつ、その才能の大きさに改めて感嘆する日々を送っている。
葛西美空の残した「またね」の言葉を信じて。